ホワイトニング中は歯磨き粉選びも重要! 歯医者さんお薦めは!?

ホワイトニング中の歯磨き粉選び

最近は美容のために歯のホワイトニングをされる方も少なくありませんが、ホームホワイトニング中に歯がしみて大変な思いをされた方も多いのではないでしょうか。

これを防ぐには歯磨き粉の選び方がポイントになるのですが、どのような歯磨き粉を使用すればよいのか歯医者さんに聞いてみましたので、早速その内容を投稿します。

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ホワイトニングとは

ホワイトニングはその名の通り歯を白くする施術であり、①オフィスホワイトニングと②ホームホワイトニングの2つの方法があるのですが、今回は②のホームホワイトニング期間中に使用する歯磨き粉について投稿します。

医院で行うオフィスホワイトニングは専用の薬剤とレーザーを使って歯を白くする方法で、1~2回の施述で効果を得ることができる一方、効果の持続性ではホームホワイトニングに及びません。

一方のホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニングであり、薬剤を入れた専用のマウストレーを1日約2時間装着する作業を2~4週間続けますが、即効性ではオフィスホワイトニングに劣るものの、色戻りが起こりにくく効果が長く持続すると言うメリットがあります。

歯磨き粉の選び方

ホワイトニング期間中には、研磨剤不使用かつフッ化ナトリウムを配合する製品を選ぶことがポイントですが、以下で詳細を解説します。

Point

  • 研磨剤を使用しない製品を選ぶ
  • フッ化ナトリウムを配合する製品を選ぶ

“研磨剤なし”がよい

薬剤に含まれる過酸化水素の影響でホワイトニング中に歯がしみることがありますが、知覚過敏の人ほど痛みを感じやすく、使用する歯磨き粉にも注意しなければなりません。

知覚過敏は、歯のエナメル質の欠損や歯肉の退縮などが原因となり象牙質が露出することで痛みを感じるものですが、歯磨き粉に含まれる研磨剤によりエナメル質が傷付くことで象牙質の露出が促進され、結果ホワイトニング中に痛みが増してしまう可能性があるのです。

よって、これを防ぐためにも、ホワイトニング期間中は研磨剤不使用もしくは研磨剤の粒子が細かくエナメル質を傷付けにくい歯磨き粉を使用するようにしましょう。

また、硬めの歯ブラシの使用や力を入れ過ぎてゴシゴシ磨くこともエナメル質の欠損につながるので、注意が必要です。

ちなみに、現在製造販売される歯磨き粉のほとんどには研磨剤が含まれていますが、成分表示には研磨剤ではなく“清掃剤”と表記されることが多く、“リン酸カルシウム”や“炭酸カルシウム”、“無水ケイ酸”などはその代表的な成分ですので、ぜひチェックしてみてください。

主な研磨剤の成分

  • リン酸カルシウム
  • 炭酸カルシウム
  • 無水ケイ酸(シリカ)
  • 重質炭酸カルシウム
  • 水酸化アルミニウム

フッ素入りの製品は使い方に注意

ホワイトニング中はフッ素(フッ化物)入りの歯磨き粉の使用にも注意が必要と言われています。

フッ素には虫歯の原因となる菌の動きを弱め、エナメル質から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進する働きがあるため、現在製造販売される歯磨き粉のほとんどがこれを配合していますし、歯にフッ化物を塗布する施述が行われることも珍しくありません。

ところが、本来は歯にとってメリットが大きいフッ素がホワイトニングの薬剤の浸透を妨げ、結果としてホワイトニングの効果が半減してしまうらしいのです。

その一方、ホワイトニング後にフッ素入りの歯磨き粉を使用することでエナメル質の再石灰化が促進され、痛みを和らげる効果を期待できるのですが、要するに、ホームホワイトニングを行う直前にはフッ素が含まれない歯磨き粉を使用し、ホワイトニングが終了したらフッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くのが理想的と言うことでしょうか。

なお、フッ化物の中でもフッ化ナトリウムだけはホワイトニングの効果を阻害しないと言われていますので、ホームホワイトニングの前後を問わず問題なく使用することができます。

Point

  • フッ素入りの歯磨き粉はホワイトニング前でなくホワイトニングの後に使用するとよい
  • フッ化ナトリウムはホワイトニングの効果を阻害しない

お薦め商品

コンクール ジェルコートF

研磨剤不使用、フッ化ナトリウムを配合する“コンクール ジェルコートF”は、ホームホワイトニング中に使用する歯磨き粉として理想的な商品です。

内容量に対し価格が少々高く、ジェルタイプなので比較的早く消費してしまうのですが、口に優しいながらも高い殺菌力で歯周病と虫歯を予防してくれる優秀な歯磨きジェルなので、ホームホワイトニング期間中だけでなく、日々のオーラルケアに積極的に使用したい製品と言えるでしょう。

ちなみに、近所の歯医者さんにホワイトニング中に使用する歯磨き粉のオススメを聞いたところ、圧倒的にこのジェルコートFがよいとアドバイスされました。

シュミテクト トゥルーホワイト

“シュミテクト トゥルーホワイト”は、研磨剤不使用、フッ化ナトリウム配合の歯磨き粉です。

ジェルコートFと同じくホームホワイトニング期間中に使用すべき歯磨き粉と言えますが、シュミテクトは知覚過敏予防の歯磨き粉の第一人者とも言える存在ですので、知覚過敏の方がホワイトニングを行う場合にはこちらの方が安心できるかもしれません。

また、ジェルコートFの半分の価格で購入できる点も魅力です。

デントヘルス 薬用ハミガキ 無研磨ゲル

“デントヘルス 薬用ハミガキ 無研磨ゲル”もホワイトニング中に安心して使用できる歯磨き粉です。

こちらも研磨剤不使用でフッ化ナトリウムを配合していますが、ホワイトニング期間中に限らず、歯周病予防のため日常的に使用するのもよいでしょう。

終わりに

今回は、ホワイトニング期間中に使用する歯磨き粉選びについて投稿しました。

ホームホワイトニング中は薬品の影響で歯がしみることがありますが、知覚過敏の方は特に痛みが出やすいので、その予防のため、研磨剤不使用でフッ化ナトリウムを配合する歯磨き粉を使用するのがベストです。

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