”川”と”沢”は、普段からよく耳にする言葉であり、私たちにとって身近な存在でもありますが両者の違いをご存知でしょうか。
調べてみると以外に興味深いことがわかったので、早速投稿しようと思います。
川
Wikipediaによれば、川の定義は、”絶えず水が流れる細長い地形”とされています。
こうして川の定義を改めて考えること自体が少ないので、何だか新鮮で不思議な感覚さえ覚えますが、確かに正確な表現ですね。
日本にも数多くの川が存在しますが、長さや川幅は皆それぞれで、川幅については、同じ川でもその場所によって大きく異なることも珍しくありません。
基本的には、上流では川幅が狭く、下流に近付くにつれて広くなりますが、特に上流では沢と見間違えるほど幅が狭い場所もあります。
沢
一方の沢ですが、こちらは、”細い川、短い川の通称”がその定義のようです。
沢も川の中の1つとされていることには少々驚かされますが、普段沢の定義を考える機会がないだけであり、言われてみれば納得できてしまいますね。
また、川と沢のいずれも山を水源としますが、川の水流が平野を通り海へと達するのに対し、沢は水の流れが短く、山間部に限定されることが多いようです。
そのため、水流の幅が広くなり難いのでしょう。
もちろん、川の水流にも幅の狭い箇所が多くありますが、平野に近付くにつれて川幅が広くなります。
それに対し、沢の水流の長さは短く、幅も狭いままで流れが消える或いは別の川などに注いでいると考えれば、話を整理しやすいのではないでしょうか。
言い換えれば、見た目は水流の幅が狭くても、その長さを正確に把握しない限り川と沢の判断が難しいことも事実。
例えば投稿トップの画像にあるような水流も、山間にとどまらず平野に達するような場合は、川に該当することも少なくないのです。
まとめ
沢と川についてポイントをまとめると、以下の様になると思います。
- 沢も川に含まれる。
- 川も沢も山を水源とし、水源に近いほど幅は狭く、海に近付くほど広くなる。
- 川の水流は海に達する。
- 沢は水の流れが山にとどまる、そのため川幅が広くなり難い。
- 見た目は狭い水流れでも、その長さを把握しないと沢と川の判断ができない。
終わりに
川と沢の違いをご理解いただけたでしょうか。
いずれも水の流れである以上、増水すれば危険が生じますので、夏場に水遊びなどを行う場合には十分に注意して下さい。
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