猫も肝機能障害に!? 数値が高くなる原因と食事の注意点とは?

猫

私もその1人なのですが、大切な愛猫が肝機能に障害を抱えてしまい、お悩みの方も猫もいると思います。

そこで今回は、その原因や治療法、食事療法についてまとめてみました。

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はじめに

はじめに肝臓の働きを確認しておきたいのですが、肝臓は主に、代謝解毒消化の3つに関与しています。

①の代謝とは、具体的には、食事で摂取した栄養をグリコーゲンとして貯蔵し、必要な場合はエネルギー源として供給する役割のこと。

②の解毒とは、老廃物や消化とともに吸収してしまった有害物質を分解し、無害化する機能を言います。

③の消化については、小腸のように直接栄養を吸収するのではなく、胆汁を生成し腸内に分泌する役割を担っていますが、胆汁は脂肪の消化吸収を促進する消化液として有名ですね。

これらの働きも猫の生命維持にとって欠かせないものであり、人間同様、肝臓は重要な役割を果たしているのです。

病名

一言で肝機能障害と言っても、様々な病名が存在するようです。

具体的な病名としては、肝炎、肝硬変脂肪肝肝腫瘍に該当するようですが、いずれも人間が罹患することがある病気ですので、イメージしやすいですね。

症状

猫の肝機能に障害がある場合には、元気がなくなり、眠るように時間を過ごすことが多くなります。

食欲がなくなり、餌を食べなくなることも代表的な症状と言えるでしょう。

また、病状が重い場合には黄疸が見られることもあり、目や口の中が黄色がかって見えることもあるようです。

さらに重篤になると意識障害を起こすこともありますので、そうなる前に、獣医に診せるようにしましょう。

また、慢性肝炎の場合は、肝機能が急激に悪化しない限りこれといった症状が現れないことも珍しくありません

元気なように見えても、実は病気が進行している可能性もありますから、定期的に血液検査を受けることが大切だと思います。

診断

血液検査

人間同様、血液検査により肝機能障害を発見することができますが、体調不調を訴えて病院で検査した結果、これが発見されることが多いようです。

ちなみに、私が飼っている猫は、保護後に健康診断のつもりで行った血液検査で肝機能障害が発見されました。

具体的には、ALT(GPT)、ALP(GOT)の上昇が見られます

ALT(GPT)

ALT(GPT)とは、主に肝臓内に存在する酵素ですが、アミノ酸やエネルギーの代謝に関係しています。

肝細胞破壊が起こっている状況で血液中に漏れ出してくるので、この数値が高いほど、肝臓の状態が悪いと考えてよいでしょう。

ALP(GOT)

ALP(GOT)は、肝臓や腎臓でつくられ、肝臓や胆汁に含まれる酵素。

リン酸化合物を分解する働きがありますが、肝障害により胆汁の流れが滞ると血中に漏れ出します。

よって、この数値が高い場合にも、肝機能障害が疑われると考えてよいでしょう。

ただし、骨の病気や成長過程でも上昇することがあり、成長期の子猫の血液検査の数値が高くなることも珍しくありません

私の猫が初めて検査を受けた時は子猫だったので、”子猫の場合は判断が難しい”と獣医に言われたことを覚えています。

原因

肝機能障害は様々な原因によって引き起こされます。

主なものとしては、ウィルスや細菌、寄生虫の感染薬物、毒物慢性肝炎などがありますが、その特定は簡単ではありません。

症状が出る前に、薬物を舐めたり、中毒性がある花などを食べたことがはっきりしていれば、容易に判断できるのですが・・・。

慢性肝炎については先天的な要素もあり、特別の症状が出ないことも多いだけに、原因の特定が難しいかもしれません。

いずれにせよ、素人には難しい問題ですので、必ず獣医の診察を受け、その判断を仰ぐようにしましょう

治療

肝機能障害の原因を明らかにし、その治療を行うのが基本です。

肝臓以外に原因がある場合には、その原因となる場所を治療し、肝機能障害の改善を図ることになるでしょう。

もちろん、肝腫瘍などが疑われれば、摘出手術も検討されます。

肝臓は再生する臓器として知られていますが、負担を軽減してやれば正常な細胞が増え、元の状態に戻ることも不可能ではありません。

よって、毒や薬物による急性肝炎や完成肝炎の治療には、強肝抗生剤を投与し、肝機能の回復を目指すのが一般的です。

食事

肝細胞の再生にはタンパク質を必要とするので、これを多くを含む食事を欠かすことができないのですが、摂取のし過ぎも厳禁。

と言うのも、タンパク質を代謝することでアンモニアが発生してしまうのですが、これに含まれる毒性を分解するのも肝臓なのです。

機能が低下した肝臓にとって、それは、容易なことではありません。

よって、タンパク質の摂取量を制限するのですが、その分、しっかりと消化吸収されることが大切。

良質なタンパク質を適量含む食事を与えるようにしましょう。

動物病院で相談すれば処方食を出してもらえるので、エサについても、獣医に相談してみるのが最も確実だと思います。

終わりに

猫の肝機能障害について、ご理解いただけたでしょうか。

発見が早ければ早いほど治療の成果も上がりますので、猫ちゃんの様子が普段と違う場合には、すぐに獣医に診せるようにしましょう。

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