賃貸借の共益費・管理費とは!? その意味合いと相場を解説します!

賃貸借の共益費・管理費とは!?

賃貸住宅にお住いの方は、毎月の家賃とともに管理費や共益費を支払っていると思いますが、その存在意義をご存知でしょうか。

今回は、住宅の賃貸借における共益費と管理費について投稿します。

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共益費

共益費(借家人が共同して使用又は利用する設備又は施設の運営及び維持に関する費用を言う。)については…〔以下略〕

不動産の表示に関する公正競争規約施行規則第10条第42号より

共益費は、集合住宅の共用部分(=入居者が共同で利用する設備や施設)の維持管理のための費用で、家賃とは別に入居者が毎月支払うものです。

ここで言う共用部分とは階段やエレベーター、廊下、玄関、建物の外壁などのことで、仮にこれらの設備に不具合が生じた場合は入居者から徴収した共益費を持ってその修繕が行われますし、同じく保守点検費用にも共益費が使用されます。

共益費の用途

共益費の用途は広く、様々な名目でこれが使われています

具体的にはエレベーターの管理費用(電気料金や点検代など)テレビのアンテナの維持管理費用、消火器の点検費用等の他、共有部分の清掃費用も含まれます。

アパートとは異なりマンションはエレベーターを備える場合が多く、その管理費用が上乗せされるため共益費が高くなる傾向がありますが、保守点検等エレベーターの維持管理にはそれなりの費用が発生しますので、致し方ないでしょう。

共益費の用途の例

  • 共用部分の水道代
  • 共用部分の電気代
  • エレベーター費用
  • 共用灯の保守交換費用
  • テレビのアンテナ費用
  • 消火器の点検費用
  • 共用部分の清掃費用
  • 敷地内の雑草駆除費用

管理費

管理費(マンションの事務を処理し、設備その他共用部分の維持及び管理をするために必要とされる費用をいい、共用部分の公租公課等を含み、修繕積立金を含まない。)については…〔以下略〕

不動産の表示に関する公正競争規約施行規則第10条第41号より

管理費はマンション等の集合住宅の設備の維持管理のために必要とされる費用で、共益費と同様に共用部分の維持管理に使われます。

厳密に言えば管理費はマンションに係わり存在するものであり、共益費よりも若干複雑で広範囲を示すようにも思えますが、その実態は共益費と違いなく、家主の気分でどちらの名称を用いるかが決定されているに過ぎません。

実際にマンション以外の賃貸住宅で“管理費”の名称が使われる例が少なくないことからも、管理費=共益費と考えて問題ないでしょう。

共益費と管理費の両方を徴収されることはなく、入居者が支払うのはいずれか一方のみです。

Point

共益費と管理費は同じものと考えてよい

共益費・管理費の相場

共益費及び管理費の相場は家賃の5~10パーセント程度で、これを毎月の家賃とともに支払います。

家賃が6万円なら3,000~6,000円を支払う計算ですが、前述の通りマンションタイプの賃貸住宅ではエレベーターやオートロックの維持管理費用が発生するため、共益費を多めに徴収されることは致し方ありません。

私が所有する賃貸住宅では原則として共益費を2,000円に設定していますが、中には1,000円のところもありますし、共益費を徴収していない物件もあります。

Memo

共益費および管理費の相場=家賃の5~10パーセント

共益費なしの物件も

共益費や管理費が設定されていない物件もあります。

私も状況次第では共益費ゼロで入居者の募集を行うことがありますが、だからと言って共用部分の清掃や設備の維持管理を行わないのかと言われれば決してそのようなことはなく、実際に行っている保守管理業務は共益費を徴収している物件と全く同じです。

仮にも、共益費をもらっていないからと言って共用部分の維持管理や清掃を放棄すれば入居者からクレームが入るでしょうし、結局のところ大家が物件の保守管理業務を行わないと言う選択肢はないのです。

以上を考慮すれば、共益費や管理費が設けられていない場合は家賃に共益費が含まれていると考えるべきなのかもしれません。

逆に、高額な管理費を徴収しているにも関わらず大家が物件の維持管理を全く行わない事例もあるようですが…。

まとめ

共益費と管理費について、以下のようにまとめることができます。

その用途はとても広いですが、両者ともに賃貸住宅の維持管理に欠かすことができない費用であることを覚えておきましょう。

まとめ

  • 共益費と管理費はいずれも賃貸住宅の維持管理のための費用である
  • 実際には共益費と管理費は同じものである
  • 共益費と管理費の用途は広い

終わりに

今回は、住宅の賃貸借における共益費と管理費について投稿しました。

特に疑問を感じることなく、毎月当たり前のように共益費や管理費を支払い続けている方も多いと思いますが、正しい知識を身に付けて損をすることはありませんので、その存在意義をしっかりご理解いただきたいと思います。

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