猫のひげにはどんな役割が!? 切れたり折れたりしても平気なの?

猫のひげ

上の画像の猫はとても立派なひげを持っていますが、猫のひげが様々なシーンで活躍し、猫にとって必要不可欠な存在であることをご存知でしょうか。

今回は、猫のひげの役割について投稿します。

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猫の髭

猫のひげは全部で5箇所に生えており、それぞれに名称があります。

最も立派でいわゆる“猫のひげ”と呼ばれる上唇毛はじめ、目の上に生えている上毛、目の横に生える頬骨毛などがあり、それぞれ長さと本数も異なりますが、口角毛と頭下毛が生えていない猫もいるようで、我が家の猫を観察しても確認できません。

5種類の猫のひげ

  1. 上毛 :目の上
  2. 頬骨毛:頬骨の上
  3. 上唇毛:鼻の横、いわゆる“猫のひげ”
  4. 口角毛:口の端
  5. 頭下毛:顎の下

長さと本数

猫のひげの長さには諸説あるようですが、我が家の猫の上唇毛を見ると、短いところで約5センチ、長いところだと10センチを超えるくらいでした(個体によっても差がある)。

上毛は2~3センチ、頬骨毛と口角毛は約1センチ、頭下毛は約5ミリほどと言われています。

本数は上唇毛が片側に12~16本、上毛が片側に約6本、頬骨毛と口角毛、頭下毛は1~2本と言われていますが、我が家の猫もほぼ同数のようです。

猫のひげの長さと本数
長さ本数(片側)
上毛2~3cm約6本
頬骨毛約1cm1~2本
上唇毛7~10cm12~16本
口角毛約1cm1~2本
頭下毛約5mm2~3本

ひげはセンサーの役割

猫のひげは、総じてセンサーの役割をしていると言われています。

猫のひげの根元は袋状になっており(環状洞)、その中が血液で満たされているのですが、振動を増幅して近くの神経に伝達するため、極小な振動も逃さず感知することができます。

さらに、猫のひげは温度や湿度も感知することが可能で、獲物や危険の察知、目の保護など、このセンサーが日常の様々な場面で活躍しているのです。

猫のひげの役割

  • 空気の流れを読む
  • 獲物の存在を察知する
  • 目を保護する
  • 通れるかどうかを判断する

空気の流れを読む

猫のひげは極小の振動でも感知することができますが、それは空気の振動でさえも逃しません。

猫が障害物に接近すると空気の流れが変化し、その振動を“ひげセンサー”が感知するため、例えば暗闇の中でもぶつからずに歩くことができます。

また、猫のひげが平衡感覚を司るとも言われています。

獲物の存在を察知する

ひげのセンサーは獲物の存在を察知する時にも大活躍しますが、音や風などによる聴覚が捉え切れない微小な振動をひげで感知し、獲物がいる方向を把握します。

上唇毛が捕えた獲物に触れ、その獲物の状態を確認するとも言われています。

目を保護する

上毛(目の上に生えるひげ)は瞼の神経とつながっており、ひげが何かに触れた瞬間に瞼が閉じて目を保護します。

細かなゴミを吸着する役割もあると聞きますが、確かに我が家の猫の上毛には埃が付いていることが多いような…。

通れるかどうかを判断する

猫はひげを使って“通れるかどうか”を判断しています。

狭い場所を通る時、猫はひげを一杯に広げ、ひげが障害物に当たらないかどうかを確認しますが、そこでひげが何にも触れなければ体を通すことができるとのこと。

確かに上唇毛は体の幅と同じくらいのところまで伸びているので、妙に納得できてしまいます。

感情を表す

猫のひげは感情も表すと言われています。

例えば、ひげが前方に倒れている時は興奮したり何かに興味を示しており、下に垂れ下がっている時はリラックスしている若しくは退屈しているなど、斜め上に跳ね上がっている時は上機嫌らしいのですが、リラックスと退屈が同じ動きとなるとその判断が難しいかもしれません。

ひげの動きと感情

  • 前方に倒れる  :興味、興奮、緊張
  • 垂れ下がる   :リラックス、退屈
  • 斜め上に上がる :機嫌が良い
  • 後ろに引きつける:食事の最中

切れても大丈夫!?

喧嘩や壁などへの頰の擦り付けが原因で猫のひげが切れた場合にも、自然に切れる分にはまず問題なく、時間が経過すればまた元通りの長さに戻ります。

かつて我が家の猫の上唇毛が切れてしまい、長さが3センチ程しかない痛々しい状態になってしまったのですが、それでも元気いっぱいで、いつの間にか元の長さまで復活していました(笑)

かかりつけの獣医曰く、ひげが切れても元気がないなど特に変わった様子がないなら大きな問題はないとのことで、実際に歩行時にフラつく、障害物にぶつかるなどの異常も見られなかったと記憶しています。

よって過度な心配は不要と思われますが、もちろんひげが切れないに越したことはありません。

猫のひげは様々なシーンで重要な役割を果たし、猫にとって重要な体の一部ですから、間違っても人間が故意に切ったり抜いたりしないようにしましょう。

抜けることもある

体毛と同様に猫のひげも生え変わりますので、自然と抜けることがあります。

その場合は全く心配ないのですが、強いストレスやニキビ、ダニによる皮膚炎が原因でひげが抜け落ちることもありますので、一気に何本ものひげが抜ける場合や同時に体調に変化が見られる場合は、速やかに獣医師に診せてください。

終わりに

今回は、猫のひげとその役割について投稿しました。

猫のひげは猫の生活の様々なシーンで活躍し、猫が生きていく上でなくてはならない大切なものですから、普段から注意深く観察し、不自然に切れたり抜けたりしていないかチェックしましょう。

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