年末年始はブログのアクセス数が激減!? データを解析してみた!

“年末年始はブログへのアクセス数が激減する”と言う声をしばしば耳にしますが、果たして本当なのでしょうか。

その答えを明らかにすべく、実際に所有するサイトのデータを検証してみました。

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過去2年の状況

年末年始にブログへのアクセス数が本当に減るのかどうか、私が所有する2つのサイトの過去2年のデータ(2017~2018/2018~2019)を解析することでそれを明らかにしようと思います。

ブログ1

まずは1つ目のブログ(以下“ブログ1”)ですが、こちらでは自動車全般についての記事を投稿しており、1つの分野に特化するいわゆる“特化型ブログ”、“専門的ブログ”に分類されます。

2017-2018

アクセス数(2017.12.20~2018.1.10)
 2017.122018.1
20212223 2425 26 272829303112345 68910
6,0385,9475,5845,5455,6755,6896,5106,0325,5964,7844,6324,3413,9824,9365,5486,1767,4385,9716,0116,1406,1526,532

2017年の年末から2018年の年始にかけてアクセス数の減少が顕著に見られます。

普段は平均して1日6,000PVほどアクセスを記録していますが、12月28日あたりから徐々にPV数の減少が見られ、1月1日にはどん底に(元日のアクセス数は普段よりも約35パーセント減少)。

そこから徐々に回復を見せ、1月4日には平均値まで戻りましたが、普段よりも明らかにアクセス数が少ない期間が5日ほど継続したことになります。

2018-2019

アクセス数(2018.12.20~2019.1.10)
 2018.122019.1
20212223 2425 26 272829303112345 68910
4,8513,9653,6973,7193,6683,9724,0644,1563,8043,4193,1622,8212,6642,8543,4124,2963,9403,9494,1703,9853,9994,248

2018年の年末から2019年の年始にかけてのデータです。

訳あって通常時のアクセス数自体が前年よりも1日あたり1,500~2,000PV少ないものの、例によって12月28日からアクセスが減り始め元日にはどん底、そこから徐々に回復し1月4日に平均値まで復活しました。

ちなみに1月1日のアクセス数は普段よりも約35パーセント減少しています(前年と同じ)。

規模こそ違えども前年と全く同じ傾向が見られたことには驚きましたが、グラフのシルエットもほとんど同じ!?

ネットユーザーが毎年同じ行動を取っていると言うことなのでしょうか…。

ブログ2

続いては2つ目のブログ(以下“ブログ2”)ですが、こちらではブログ1とは異なりジャンルを問わず様々な記事を投稿しています。

2017-2018

アクセス数(2017.12.20~2018.1.10)
 2017.122018.1
20212223 2425 26 272829303112345 68910
1,9402,0002,1462,4372,1671,7821,9662,0121,8121,9622,1851,8831,5972,6682,2452,3752,6652,9332,8422,7702,2722,282

まずは2017年の年末から2018年の年始にかけてのアクセス状況を見てみると、ブログ1ほど顕著ではないものの、やはり大晦日と元日には普段よりも500ほどPV数が減少。

1月2日のアクセス数はむしろ普段よりも多いくらいですが、あるストアの初売りについての記事が多くのアクセスを集めたことが理由と思われます。

こうして見ると、ジャンルを固定しないブログは1つの志向に特化した専門ブログよりも年末年始のアクセス数の減少が穏やかなのかもしれません。

2018-2019

アクセス数(2018.12.20~2019.1.10)
 2018.122019.1
20212223 2425 26 272829303112345 68910
3,1913,3243,9923,4823,1383,2452,9642,8642,9433,3113,1402,6272,0703,1232,5572,8383,2853,2822,9162,7502,7032,641

2018年の年末から2019年の年始にかけてのデータです。

ブログ1とは対象的に、日頃のアクセス数が前年よりも増えていますが、やはり大晦日と元日のアクセス数の減少が顕著ですね(1月1日のアクセス数は平均よりも約40パーセント減少)。

それにしても、1月2日にPV数を伸ばしている点と言い、グラフのシルエットも前年に似ています。

ブログ1にも言えることですが、やはりネットユーザーが検索において毎年同じ行動を取っていると言うことなのでしょうか…。

PV減少の理由は?

今回採り上げた2つのブログへのアクセス状況からも、そのジャンルにより程度に差があるものの、年末年始のブログへのアクセス数が総じて減少することがわかりました。

原因は言うまでもなくインターネットを利用する人の数が普段よりも減少することにありますが、その背景には以下のような理由があると考えられます。

アクセス減少の理由

  • 帰省している人が多い
  • 飲み会が多くなる
  • テレビの特番が増える
  • 旅行に出かける人がいる
  • 仕事が増える

帰省している人が多い

毎年恒例のことですが、新年を故郷で迎えるため多くの人が実家に帰省します。

帰省先で光回線を引いていないと言うケースもあるでしょうし、そうでなくても両親や親戚と一緒に過ごす時間が増えるため、ネットを回覧する時間が減少することは想像に難くありません。

飲み会が多くなる

忘年会に新年会と年末年始はやたらと飲み会に参加する機会が増えます。

私のように365日家に引き篭もって文章を作成している変わり者はともかくとして、世間の多くの人は会社と言う組織に属しているわけで、関係する飲み会には嫌でも参加しなければなりません。

よって、当然ながらネットの回覧時間は減少します。

テレビの特番が増える

年末年始はテレビの特番が増えます。

YouTubeやニコニコ動画等の動画配信サービスを始めインターネットそのものが娯楽番組になりつつある現在ではテレビの存在意義は極めて希薄ですが、この時ばかりは紅白歌合戦を筆頭に多くのスペシャル番組が放送されるため、思わずそれらを視聴してしまう人も多いはず。

特に大晦日は、紅白によりブログのアクセス数が減少すると言っても過言ではないでしょう。

海外旅行に出かける人がいる

海外で新年を迎えるべく年末に日本を離れる人もいます。

今や海外にいながら日本のサイトを回覧することなど全く特別なことではありませんが、旅行中にわざわざそれを行う理由もありません。

現地の名所を訪問する、ショッピングを楽しむなど、皆その時しかできないことに時間を使いますから、ネット回覧どころではないのです。

仕事が増える

年末年始に仕事が増えることもあります。

業種によっては年末年始も関係なく働く人がおり、特にサービス業は年末年始こそが稼ぎ時でもあるので、普段よりも仕事量が増え、残業しながら新年を迎えるケースも…。

飲食店では大晦日の店舗営業終了後に月末の棚卸しを実施することもあり、社員が気の毒に思えますが、そんなこんなで働きづめの人にネットを回覧する時間などありません。

まとめ

私が運営する2つのブログのデータを検証した結果からも、そのジャンルによって程度の差があるとは言え、年末年始(特に大晦日と元日)はブログへのアクセス数が大きく減少する傾向にあることがわかりました。

その他、以下のように総括できると思います。

まとめ

  • 年末年始(特に大晦日と元日)にはブログのアクセス数が減少する
  • ブログのジャンルによっては大きくアクセス数を落とす可能性がある
  • 専門的なブログほどその影響を受けやすい
  • コンテンツの内容次第では逆にアクセス数が増えることもある

終わりに

いかがでしたでしょうか。

年末年始に自身のブログへのアクセス数が大きく減少して不安に思う方も多いと思いますが、特に何もせずともお正月が終わる頃には数字が回復しますので、安心してください。

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