日常において入用になる機会が多い収入印紙ですが、“必要な時に限って郵便局が休み”なんてこともよくあるものです。
そこで今回は、収入印紙を購入できる場所をまとめてみました。
収入印紙とは
収入印紙(略して印紙とも)は、印紙税の徴収のために政府が発行する証票であり、“課税文書”を作成した者がその文書に貼付します。
課税文書の中で最も身近なものが領収証で、記載金額が5万円以上の領収証を発行する場合は原則として収入印紙を貼り、消印をして印紙税を納入しなければなりません。
収入印紙はその額面に応じて全部で31種類発行されていますが、領収証に貼付する収入印紙の額面は、領収証に記載する金額に応じて決定されます。
領収証の記載金額と貼付する収入印紙5万円未満 | 非課税 |
5万円以上〜100万円以下 | 200円 |
100万円越〜200万円以下 | 400円 |
200万円越〜300万円以下 | 600円 |
300万円越〜500万円以下 | 1,000円 |
500万円越〜1,000万円以下 | 2,000円 |
1,000万円越〜2,000万円以下 | 4,000円 |
以下略 |
どこで買える?
収入印紙を購入できる場所は、以下にまとめた通り。
郵便局はもちろんのこと、コンビニ、デパート、スーパー、金券ショップ、さらには地元の個人商店で購入できる場合もあります。
収入印紙を購入できる場所
- 郵便局
- コンビニ
- デパート・スーパー
- 金券ショップ
- 個人商店
- その他
郵便局
郵便局は最も確実に収入印紙を購入できる場所であり、200円の印紙をはじめ、ほぼ全種類の収入印紙を取り扱っています。
実際に郵便局で聞いたのですが、1円や50円など額面の小さな印紙については規模が小さい店舗など取り扱いを行わない場合があるものの、200円以上の額面の収入印紙であれば原則として全ての店舗で販売しているとのことでした。
唯一欠点があるとすれば、土日祝日に営業していない店舗が多いことでしょうか。
コンビニ
コンビニでも収入印紙を購入することができます。
24時間365日営業していることに加え、セブンイレブンやローソン、ファミリーマート等のコンビニは特に店舗数が多く、時間に関わらず簡単に収入印紙を購入できることが最大のメリットと言えますが、この点では郵便局よりも便利かもしれません。
コンビニで取り扱いがあるのは原則として200円の収入印紙のみ(その他の額の印紙も取り寄せは可能)ですが、領収証への貼付については記載金額100万円までは200円の印紙で済みますから、大きなデメリットとは言えないでしょう。
ちなみに、レターパックの購入と同様に、セブンイレブンでは“nanacoカード”、ファミリーマートでは“ファミマTカード”、“ミニストップ”では“WAONカード”を使って収入印紙を購入することができます。
デパート・スーパー
デパートやスーパーマーケットでも収入印紙を購入することができますが、スーパーの場合はサービスカウンターで販売していることが多く、例によって取り扱いがあるのは200円の印紙のみのようです。
もちろん、そのお店によって取り扱いの有無が異なりますので、デパートやスーパーで収入印紙を購入したい場合は事前に店舗に問い合わせ、取り扱い状況を確認するとよいでしょう。
ちなみに、我が家の近所にはイオンとイトーヨーカドーの店舗があるのですが、イオンが収入印紙の販売を行う一方、イトーヨーカドーでは取り扱いがありませんでした。
金券ショップ
金券ショップでも収入印紙の購入が可能です。
金券ショップの中には額面よりも1~2パーセント程度安い価格で収入印紙を販売しているところも多く、若干ではありますが郵便局やコンビニよりも安く印紙を購入できる場合も。
近年では金券以外にもスマートフォンや金、プラチナ等の買取販売を行うショップも増えており、リサイクルショップのような営業形態のお店も少なくないようですが、稀に偽造された収入印紙が販売されることもあると聞きます。
金券ショップが故意に偽造印紙を販売しているわけではなく、仕入れの過程で偽造品が紛れ込んでしまうものと思われますが、少々不安を感じてしまうかもしれません。
個人商店
近所の酒屋さんをはじめとする個人商店でも収入印紙を購入できる場合があります。
取り扱いの有無はそのお店ごとに異なりますが、近くに郵便局やコンビニ、スーパーマーケットがない方にとって、近所の個人商店で印紙を購入できれば非常に有難いことと言えるでしょう。
土日祝日はコンビニが便利
以上、収入印紙を購入できる場所をまとめてみましたが、土日祝日など郵便局が開いていない時に収入印紙が必要になった場合には、圧倒的にコンビニの利用がオススメです。
コンビニなら必ず近所に店舗があるでしょうし、24時間365日好きなタイミングで印紙を購入することが可能な上、スーパーマーケットのように混雑してレジで長時間待たされる心配もなし。
クレジットカードや電子マネーなど、そのコンビニ独自の支払い方法を選択することもできます。
もちろん、郵便局が営業している平日にコンビニを利用するのもよいですが、購入する収入印紙の種類にこだわりがなければ、窓口で待たされることがない分こちらの方が便利かもしれません。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
現在、収入印紙を購入できる場所は思いの外多くありますので、土日祝日で郵便局が営業していない場合にも諦めることなく、コンビニやスーパーマーケットを利用しましょう。
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