HDD(ハードディスク)を容量ギリギリまで使うのは本当にNG!?

ディスク使用状況

近年では、500GB~1TBの大容量HDDを搭載するパソコンも多く存在しますが、音楽や動画などのデータを保存すれば、やはり容量を圧迫してしまいます。

そのような中で、容量ギリギリまでデータを記憶させるのはNGとする声もありますが、本当なのでしょうか。

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空き容量不足の影響

ハードディスクの空き容量について、一般的には、全容量の10~20%は開けておくべきとされています。

”最低20GBは必要”、”2~3GBの空き容量で十分”と言う意見もあり、なかなかはっきりしないことも事実ですが、ギリギリまで使用することを奨励する声はありません

この様に、ある程度の空き容量を確保すべきと言う意見はやはり正しいものであり、ギリギリまでデータを記憶してしまうと、様々な問題が発生する恐れがあるのです。

ハードディスク容量ギリギリまでデータを記憶することによる不具合
  • データの読み込み、書き込みに時間がかかる
  • デフラグができない
  • パソコンの動作が不安定になる

ファイルの断片化

空き領域が極端に少なくなれば、大きな空き領域へデータを書き込むことは不可能。

よって、この状態でデータの削除や書き込みを行う場合には、削除によって生じた空き領域を見つけて情報を記憶するより他はありません。

ところがこの空き領域はディスク領域に点々と存在するため、1つのファイルが連続した場所ではなく、様々な場所に分断されて記憶される現象が起こるのです。

これをファイルの断片化と呼びますが、1~5までの連続したデータが順番に並んで記録されるのではなく、1GDC2LH3XZWPIY4FKMB5の様に分断化してしまう状態と考えて下さい。

これでは、1つのファイルを読み込むためにディスク領域のあちらこちらを行ったり来たりしなければならないわけですから、読み込みに時間がかかるのは当然ですよね。

また、通常はこのファイル場所を移動することで断片化を解消すること(デフラグ)が可能ですが、空き領域が極端に少なくなった状態ではこれもできなくなります。

システムの動作不安定化

OSや起動システムなど、パソコンを制御するための情報が保存されているHDD(Cドライブ)を容量ギリギリまで使用した場合、パソコンの動作に不具合が生じる可能性があります。

具体的には、”パソコンの動作が著しく遅くなる”、”固まったまま動かない”などの症状が見られますが、これらが発生すると快適な動作とはほど遠い状態に・・・。

パソコンはメモリが不足すると、HDDをメモリの代わりに使用します仮想メモリ)が、空き領域がない状態ではこれができません。

メモリとは作業を行うための場所、作業台ですから、小さな机でたくさんの仕事をしなければならない状態が永遠と続くわけです。

これでは作業効率が悪く、作業に多くの時間を要してしまうことは当然ですよね。

また、複雑に動作する様々なプログラムが、一時的なファイルなどをハードディスクに保存することもあります。

その場合もディスクに適切な空き容量がなければ不都合が生じますし、パソコンのシステムに致命的な影響が出る可能性もゼロとは言い切れないでしょう。

以上のことからも、ハードディスク、特にシステムがインストールされているディスクの容量ギリギリまでデータを書き込むことにはリスクがあると言わざるを得ないのです。

留意点

外付けHDD

ハードディスクの容量ギリギリまでデータを書き込むことにリスクがあることは事実ですが、使用の用途によっては、さほど問題がないケースもあります。

例えば、バックアップ用に外付けHDDを使用する場合、一度データを記憶した後に削除や追記を頻繁に行うことはないはず。

よって、ファイルが断片化することもありませんし、Cドライブの様に仮想メモリとして使用されることもありません。

このように、必要な時にデータを読み出すくらいの使い方であれば、容量ギリギリまで使用しても問題ないと思われます。

最近のハードディスクは品質が向上していることもあり、過度な心配はいらないでしょう。

終わりに

ハードディスクと確保すべき空き容量について、ご理解いただけたでしょうか。

システムがインストールされている内蔵HDDについては、少なくとも全容量の10%の空き領域を確保するようにしましょう。

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