私はMacBook ProとMacBook Airを台ずつ所有しているのですが、今回はその電源アダプタの互換性について投稿しようと思います。
同じ形をしているのため、1つのアダプタで2台とも充電可能なようにも思えますが、実は意外な落とし穴が…!?
4種類のACアダプタ
MacBookの充電器(ACアダプタ)には、29W、45W、60W、85Wの4種類があります。
4つの中で最もワット数が小さい29Wモデルは、MacBook(Retina 12-inch Early 2015)用のもの。
続いて45WはMacBook Air(11-inch、13-inch)、60WはMacBook Pro(13-inch)、そして最もワット数が大きい85WはMacBook Pro(15-inch)用として販売されています。
各MacBookとそれに適合するACアダプタの詳細は、下の表で確認して下さい。
29W | 45W |
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60W | 85W |
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互換性
さて、それぞれワット数が異なる4つのACアダプターですが、互換性が気になるところです。
例えば、私の様に異なる種類のMacBookを複数台所有している場合には、1つの電源アダプタで全機種の充電を行うことができれば便利ですよね。
ところが、Appleの公式サポートページを調べてみると、それぞれ専用のACアダプタを使って充電しなければならないと書かれているではありませんか。
私は、MacBook Air用の充電アダプターでMacBook Proの充電も行っていたので、この記載を見てかなり驚きました。
特に、本来使用すべきものより少ないワット数のアダプタで充電をすることは好ましくなく、アダプターに大きな負荷がかかったり、充電時間が長くなる恐れがあるらしいのです。
言われてみれば、前々からMacBook Proを充電する場合にはMacBook Arの充電よりも多くの時間を必要としていましたし、充電の度に電源アダプタがかなり熱くなっていたような…。
そう、それらの原因は他でもない、適切なワット数の充電アダプタを使用していないことにあったのです。
- 充電完了までの時間が長くなる
- 電源アダプタに負荷がかかる(高熱を持つ)
兼用可能な場合
原則として、それぞれの機種に適応したACアダプタを使って充電しなければならないことをご理解いただけたと思いますが、1つのアダプターで他の機種の充電が可能な場合もあります。
これもAppleの公式サポートに書いてあるのが、本来使用すべきものよりも大きなワット数のアダプタで充電することは全く問題ないとのこと。
例えば、13インチのMacBook Pro用のACアダプタ(60W)でMacBook Air(40W)を充電することは可能なのです。
”大は小を兼ねる”とはまさにこのことですが、もちろん逆はダメですから注意して下さい。
以上のことから、85Wと最もワット数が大きい”MacBook Pro Retina,15-inch”用のアダプタは、その他全ての機種と互換性があると考えられます。
よって、新たに充電用アダプタを購入する場合には、最もワット数が大きい85Wモデルを購入するのがベストと言えますね。
4つのモデル全てが同じ値段で販売されていることを考えれば、その他3つを選択する理由はどこにも見当たらないでしょう。
終わりに
ここまで、MacBook用ACアダプタの互換性について書いてきましたが、各機種ごとに適切なACアダプタを使用しなければならないことをご理解いただけたと思います。
少なくとも、MacBook Air用の電源アダプタでMacBook Proを充電すること自体は可能ですがパソコン本体やアダプタに負担がかかる可能性がある以上、オススメはできません。
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