実は同じじゃない!? 炭水化物・糖質・糖類の関係を理解しよう!

炭水化物と糖質、糖類は同義語のように扱われる機会が多い言葉ですが、正しくはそれぞれが表す内容が異なることをご存知でしょうか。

今回はこれら3つの関係について投稿します。

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炭水化物=糖質+食物繊維

炭水化物は3大栄養素の1つであり、栄養学上は糖質と食物繊維の総称として扱われています。

炭水化物=糖質+食物繊維”と表現することができますが、炭水化物が糖質と食物繊維に分類されると理解してもよいでしょう。

炭水化物の2分類
炭水化物
糖質食物繊維

糖質

糖質は1gあたり4kcalの熱量を持ち、私たち人間や動物が生命活動を維持するためのエネルギー源となります。

糖質が多く含まれる代表的な食品は、米や小麦などの穀類、イモ類、糖類(砂糖、果糖)など。

私たちの体はたんぱく質や脂肪をエネルギーとすることもできますが、脳と神経系は糖質を唯一のエネルギー源とするため毎日適量摂取する必要があり、糖質は私たちが生命活動を維持するために必要不可欠な存在であると言えます。

食物繊維

食物繊維は、食物に含まれる、人間の消化酵素によって消化できない難消化性分の総称です。

食物繊維は消化されず、胃や小腸を素通りするため理論上はエネルギーを生み出さないことになりますが、中には大腸内にある腸内細菌により発酵され、吸収されることでエネルギーを発生させるものもあると言われています(通説は1gあたり0~2kcal)。

多く含む食品は野菜や海藻類、全粒粉の小麦などの精製されていない穀物。

従来は“消化されない役に立たないもの”として扱われていましたが、消化管の働きを活性化させて便秘を予防する、糖質の吸収を緩やかにして血糖値の急上昇を防ぐ等の効能が認められ、現在では成人男性が1日19g以上、成人女性で1日17g以上を摂取することが望ましいと言われています。

糖質と糖類

炭水化物が糖質と食物繊維に分類されることを確認しましたが、糖質はさらに①3糖類以上の多糖類と②糖類(単糖類と2糖類)、③糖アルコールに分類されます。

糖類とは、糖分子を1つ持ちそれ以上分解されない単糖類(ブドウ糖、果糖など)と糖分子が2つ結合した2糖類(ショ糖、麦芽糖など)の総称で、糖分子が3つ以上結合した多糖類(でんぷんなど)はこれに含まれません

何だか非常にややこしいですが、同じ“糖”と言う言葉でも単糖類と2糖類のみを糖類と呼ぶと理解しておけばよいでしょう。

糖質の3分類
糖質
糖類
3糖類以上の糖類糖アルコール
単糖類2糖類
ブドウ糖、果糖などショ糖、麦芽糖などでんぷんなどキシリトールなど
ぶどう糖、果物砂糖、水飴穀類、麺類、イモ類ガム、人口甘味料

糖類は糖質の1種であり、糖質=糖類ではないのです。

糖質ゼロと糖類ゼロの違い

糖質と糖類の関係を理解された方は既にご存知かと思いますが、“糖質ゼロ”と“糖類ゼロ”ではそれぞれが意味するものが全く異なります。

糖質ゼロはその名の通り糖質を含まないわけで、原則として熱量を持ちません(食物繊維が熱量を発生させる場合もあるが0~2kcal/gと微量なので実際にはノンカロリーと考えてよい)。

一方の糖類ゼロはあくまでも糖類を含まないことを意味するものであり、その食品がでんぷん等の糖類以外の糖質を含有していれば1gあたり4kcalの熱量を持つことになります。

食品購入時は熱量(カロリー)表示をチェックするのが普通であり、実際にはそれほど気にせずともよいことだとは思いますが、特にダイエット中の方は糖類ゼロならいくら摂取しても太らないと言う誤解をしないようにご注意ください。

まとめ

今回のテーマである炭水化物と糖質、糖類の関係をまとめると、糖質は炭水化物の1種であり、糖類は糖質の1種と言うことになります。

炭水化物は糖質を含み、糖質は糖類を含むと表現してもよいでしょう。

実際には炭水化物と糖質、糖質と糖類が同義語のように扱われる場面も多いようですが、厳密には炭水化物=糖質、糖質=糖類ではないのです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

“炭水化物と糖質”、“糖質と糖類”、実生活においてこれらの言葉を同じ意味で用いても大きな問題が生じることはないと思いますが、正しい知識を身に付けておくに越したことはないでしょう。

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