オークション利用者の中には、住所等の情報を正しく伝えてこない出品者に出会った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
特に部屋番号を記載しない出品者が多いように思えるのですが、今回はこの是非について投稿しようと思います。
部屋番号の省略
何が起こっても不思議ではない大変物騒な世の中ですから、他人に個人情報を知られたくないと考える方が増えても何ら不思議はありません。
ヤフオクなどのオークションに商品を出品する場合もその例外ではなく、相手から正確な住所が伝えられないことがあるですが、具体的には、アパートやマンション等の部屋番号の記載を行わない出品者が多いのです。
もちろん、オークションに参加する以上は出品に至るまでに利用者登録が必要であり、そこで自身の住所を記載しないあるいは虚偽の住所を登録することは不可能ですが、マンション等の部屋番号の記載を省略する程度であれば許されるようですね…。
最大手のヤフオクでは特にその傾向が強く、私もマンションの部屋番号を伝えてこない出品者に何度も出会ってきました。
正しいルールは
落札者に自身の居住するマンション等の部屋番号を伝えないことはオークションの規定に反する行為であると同時に、落札者への礼儀としても行うべきではありません。
現在では、“Googleマップ”等を使用して出品者の住所が間違いなく現存するものなのか否かを調べる落札者も少なくないのですが、その結果マンションであるにも関わらず部屋番号が記載されていないとなれば、落札者が不安な思いをするのは当然のこと。
相手(落札者)の住所を自らが知る一方、自身の住所を正確に教えないと言うのは、道義的にもおかしいでしょう(はじめから良からぬことを目論む出品者であれば話は別ですが…)。
出品者がアパートやマンションに居住している場合はその部屋番号までしっかり落札者に伝えるのが正しいルールであり、参加者のマナーであることを繰り返しておきたいと思います。
悪用される可能性
出品者が部屋番号を伝えたくない理由は、個人情報が流出し悪用されることを不安に感じているからに他なりません。
例によって、先日ヤフオクでパソコンを購入した時の出品者も部屋番号を省略した住所を伝えてきたのですが、その理由を尋ねたところやはりその通りの回答が返ってきました。
しかしながら、いずれにせよ発送伝票には部屋番号までしっかり記載することになるわけですから、結局無意味なんですね…。
仮に悪用されるとすれば出品者の住所を知った落札者が何か良からぬことをするに他なりませんが、そこまで心配されるのであればそもそもオークションへの参加を控えるべきでしょう。
落札者の対応
落札者としてオークション取引に臨む上で、住所や電話番号等の出品者の情報を確認することは必須です。
ヤフオクの様にこれを怠った場合にトラブル発生時に受けられる補償サービスの適用外とされてしまうこともあるので、Googleマップを使って出品者情報にある住所が間違いなく存在するかどうかを確認してください。
結果、その住所がマンション等を表示しているにも関わらず部屋番号の記載がないとなれば、出品者にその旨を連絡し事の仔細を聞く必要がありますが、そこで納得できる回答を得られない、あるいは記載された電話番号に電話しても通じない場合などは何か不審な点があると考えて間違い無いでしょう。
取引を続けるか否かの判断が求められますが、出品者情報を確認しておけばその不履行を理由補償サービスの適用対象外とされることはありません(ヤフオクの場合)ので、一応は安心できると思います。
注意点
既に述べた通り、落札者になった場合には、出品者の情報を確認して相手の住所や電話番号が実存するかどうかを確かめる作業を怠ってはいけません。
ヤフオクにおいてはこれをいい加減にするだけで補償サービスを受けることができなくなりますし、落札代金の支払い前に不審な点が見つかれば取引を中止することもできるからです。
その場合、相手からの報復で悪い評価を付けられてしまう可能性があるものの、詐欺に巻き込まれてお金を騙し取られるよりはよほどマシですからね。
出品者の電話番号の確認については実際に電話してみれば済むことですし、Googleマップにより住所の存在の有無を調べることが可能な点は先述の通りです。
お金を支払ってからでは全てが手遅れになりますから、落札者になった場合には以上のことを是非実践するようにしましょう。
終わりに
今回はオークションの出品者の住所の記載方法について色々とお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
落札者に対する礼儀と言う観点からも、自身が出品者になった場合には相手に対し正確な住所を伝えるようにしていただきたいと思うところであります。
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