意外と軽い場合も!? ノロウイルスの症状と対策を理解しよう!

胃の痛み

冬場になると流行しやすいノロウイルスによる胃腸炎は、インフルエンザと並ぶ2大感染症とも言える厄介な病気です。

先日、私自身も罹患してしまったのですが、今回はその症状や予防法などを詳しく投稿しようと思いますので、ぜひ最後までお読み下さい。

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ノロウイルスとは

ノロウィルスとは急性胃腸炎を引き起こすウイルスの1種であり、1968年にアメリカの小学校で発生した急性胃腸炎患者の糞便から初めて検出された歴史を持ちます。

当初は”ノーウォークウイルス”と呼ばれており、国際ウイルス学会により”ノロウイルス”という名称の採用が決定されたのは2002年のこと。

ちなみにこの名称については、ノーウォークウイルスを使用すべきとする声も多く、現在でも議論の対象になっているそうです。

感染経路

ノロウイルスによる胃腸炎は、経口感染によって引き起こされます。

具体的には、①ウイルスに汚染された飲食物を摂取することで感染する場合と、②人から人へ感染する場合が考えられますが、感染方法による症状の違いはありません

なお、②の場合には、感染者の糞便や嘔吐物に含まれるウイルスが手指を介して感染したり、くしゃみなどによる飛沫感染の可能性もありますので、特に注意が必要です。

ノロウイルスの感染の仕組み
  • ウイルスが付着した食物を摂取することで感染
  • 人から人への感染(感染者の嘔吐物や糞便に含まれるウイルスが手指を介して経口感染、飛沫感染)

症状

ノロウイルスによる急性胃腸炎の3大症状とも言えるのが、嘔吐下痢発熱です。

中でも特に厄介なのが嘔吐と下痢で、激しい胃の痛みや吐き気に襲われながら何度もトイレに駆け込むことに…。

私の妹がノロウイルスに感染した時も症状が重かったのですが、嘔吐と下痢が同時に来ると話していました。

発熱については、インフルエンザのように39℃を超える高熱を発することは稀で、37℃~38℃代の熱で済む場合が多いようです。

その他関節痛や筋肉痛に襲われるケースもありますが、医師曰くウイルスにより神経が影響を受けることで本来感じるべきではない場所に痛みが生じるとのこと。

私たちの体はなかなか複雑なのですね。

ノロウイルスによる急性胃腸炎の症状
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 発熱
  • 筋肉痛、関節痛

軽症の場合

重篤化する人がいる一方、症状が軽い場合もあります

軽い胃腸の不快を感じる程度で済むこともありますし、極端な例を挙げれば、全くの無症状のケースもあるほど。

私の場合も軽症の部類に入ると思いますが、胃の痛みと下痢の症状があったものの、嘔吐することはありませんでした。

下痢についても腹痛を伴い何度もトイレに駆け込むようなこともなく、念のためトイレに入ってみたら下痢に気付いた程度。

熱はやはり37℃~38℃くらいで、足首と背中の痛みが若干ひどかったとは言え、デスクワーク程度でしたら普段通りに行うことができる状態だったと思います。

しかしながら、例え自身が軽症であってもウイルスを保持していることに変わりはなく、不覚にも他人へ感染させてしまう可能性を否定できません

これがまた厄介な問題でもあるのですが…。

診断

糞便中に含まれるウイルス抗原を検出することでノロウイルスに感染していることを診断することができますが、我が国で健康保険が適用されるのは3歳未満と65歳以上の患者のみ

よって、実際には症状や触診、血液検査の結果などから総合的にノロウイルスによる胃腸炎との診断が下されることが多いようです。

私が感染した時も、胃痛と下痢の症状と1週間前に同居する妹がノロウイルスに感染していると言う経緯が診断の決め手になりました。

治療

点滴

インフルエンザとは異なり、ノロウイルスに直接有効なワクチンはありません

よって、基本的には自然治癒を待つより他ないのですが、症状を緩和するための対処療法がなされることはあります。

投薬点滴が行われるのが一般的ですが、私のケースでは、胃腸の働きを整える薬と下痢止めが処方された他、点滴を1本打ってもらいました。

点滴には痛み止めや抗生物質、栄養剤などが含まれますが、その果は高く、嘔吐と下痢によりぐったりしていた妹が一気に回復したことを覚えています。

水分補給

下痢がひどい場合、体内の水分が失われ脱水症状を起こしやすくなります

これを予防するためにも水分補給が欠かせませんが、胃腸をやられているわけですから多量の水分を一度に摂取することは好ましくありません。

よって、ポカリスウェット等のスポーツドリンクを少しずつ小まめに摂取することがポイントです。

熱がある時は喉が渇き、冷たいものを飲みたくなりがちですが、胃腸のことを考えれば温めて飲む、もしくはお湯で割って飲むのがよいでしょう。

食事

体力を付けるためにも栄養のあるものをしっかり食べたいところですが、胃腸炎ともなればそれは不可能です。

胃痛や嘔吐がひどければ当然食欲はありませんので、症状が治まるまでは水分補給のみをしっかり行うようにして下さい。

食欲が回復するまで、症状が軽い場合は1日、重い場合は丸2日間絶食状態が続きますが、点滴には栄養成分も含まれていますので心配は要りません。

症状が改善し、お腹が空いた感覚が出てきたら食事を再開しますが、すぐに普段と同じ内容のものを摂取することは厳禁

まずはお粥を少量食べてみて、問題ないようであれば次はたまご粥にしてみるなど、様子を見ながら消化の良いものを摂取するようにしましょう。

ちなみに、私の場合は症状がでた翌日には食欲が戻りましたが、それから2日間はお粥を中心にし、その後通常の食事に戻しました。

予防

他のウイルス同様、手洗いやうがいの徹底が感染対策の基本です。

消毒用エタノールによる感染防止効果も認められていますので、ドアノブなどよく触る場所を定期的に消毒しておくのもよいでしょう。

なお、ノロウイルスは熱に対する耐性が強く、感染力を失わせるには85℃以上で1分以上加熱する必要があります。

なかなか厄介な話のようにも思えますが、食品からの感染に関しては加熱調理することで確実に防ぐことができるわけですから、しっかりと対応したいところですね。

ノロウイルス感染の予防方法
  • 手洗い、うがい
  • エタノールによる消毒
  • 塩素系漂白剤(濃度0.02~0.1%)による消毒

消毒液の作り方

エタノール等のアルコール消毒も一定の効果があるようですが、ノロウイルスの感染防止には、塩素系の漂白剤による消毒が最も確実と言われています。

塩素系漂白剤と言えば、何と言ってもハイターが有名なところですね。

厚生労働省は、感染者の嘔吐物が付着した衣類の消毒に、濃度0.1%の次亜塩素酸ナトリウムへの浸け置きがを推奨していいます。

付着した嘔吐物等を直接消毒するのではなく、感染防止のためにドアノブや便座を消毒するのであれば、0.02%の濃度で大丈夫とのこと。

消毒液の濃度(%) 作り方 使用用途
0.1 ハイターキャップ4杯+水1L 嘔吐物が付着した衣類の消毒
0.02 ハイターキャップ1杯+水1L ドアノブや便座などの消毒

その消毒液の作り方ですが、キャップ4杯のハイターを容量1Lのペットボトルに入れ、一杯に水を注げば、簡単に濃度0.1%の消毒液をつくることができます。

衣類の広範囲に嘔吐物が付着し、多量の消毒液が必要な場合は、これをもとに水とハイターの量を調節すれば大丈夫ですね。

ドアノブなどの消毒液(濃度0.02%)をつくる場合は、水1Lに対して加えるハイターの容量はキャップ0.8杯でOK。

面倒なので、1Lのペットボトルにキャップ1杯のハイターと考えればよいでしょう。

終わりに

ノロウイルスによる胃腸炎の症状や治療法をご理解いただけたでしょうか。

目に見えないウイルスが相手だけに完璧な予防は困難ではありますが、仮に感染してもすぐに病院へ行き治療を受ければ回復も早くなるので、迅速に行動しましょう。

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